アルジェニクスは、どんな時でも、患者さんとともにより良い明日を目指しています。ともに最善をつくす患者さんのパートナーでありたい。そして希少疾病への理解を深めて、免疫治療を世界中の患者さんに届けたいと思っています。
患者さん、ご家族の皆さま、患者支援団体の皆さまの声にしっかりと耳を傾け、ともにありたいと願っています。
イノベーション、臨床試験計画、希少疾病の患者さんが日々直面する問題への支援を通じて、皆さまの願いや思いに応えたいと思います。
アルジェニクスは、いつも、皆さまとともに。
アルジェ二クスの全従業員は、患者さんに良くなっていただくこと、そして皆さんとともに未来への道を歩いていくことを原動力に仕事に取り組んでいます。
自己免疫疾患
免疫系とは、感染症やその他の疾患から自己を守る防御システムです。自己免疫疾患では、免疫系が身体の一部を誤って侵入者と認識し、組織や細胞を攻撃する抗体を作り出してしまいます。多くの場合、この自己免疫応答の原因はわかっていません。
アルジェニクスが研究している自己免疫疾患には、重症筋無力症、特発性血小板減少性紫斑病、慢性炎症性脱髄性神経炎、などがあります。
これらの疾患はそれぞれ、IgG(免疫グロブリンG)と呼ばれる特定の抗体が疾患の進行に直接関わっています。
重症筋無力症(MG)
MGは、IgG抗体が神経と筋肉の間の伝達に損傷を与え、重度の筋力低下を引き起こし、患者さんの生活に重大な影響を及ぼすこともある希少神経筋疾患です。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
ITPは、ときに慢性化する出血性疾患で、多くの場合IgG抗体が血小板(出血を止めたり防いだりする細胞)の数を減少させ、出血や打ち身のリスクを増大させるため、不安や疲労から生活の質が低下する希少疾患です。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)
CIDPは、末梢神経に損傷を与える希少神経疾患です。抗体によって引き起こされる可能性があり、手足に進行性の筋力低下や感覚消失が生じて、患者さんの身体機能が著しく損なわれます。
水疱性類天疱瘡(BP)
BP は類天疱瘡疾患群の中で最も一般的で、真皮表皮接合部の構造タンパク質に対する自己抗体の関与により水疱を生じる疾患です。臨床的には、皮膚または皮膚表面に近い粘膜の緊満性水疱(パンパンに張った破れにくい水ぶくれ)および糜爛(びらん)によって特徴付けられます。生活の質に大きな影響を与え、死亡率が高い疾患です。
筋炎(IMM)
特発性炎症性ミオパチー(IIM)は、自己抗体介在性の稀で重度な自己免疫疾患群であり、慢性的な筋肉の炎症、筋肉の衰弱、痛み、および生活の質の低下を特徴とします。自己抗体介在性の筋炎には、免疫介在性壊死性ミオパシー(IMNM)、抗シンテターゼ症候群(ASyS)、および皮膚筋炎(DM) が含まれます。
多巣性運動ニューロパチー(MMN)
MMN は、補体経路を活性化するIgM 自己抗体によって引き起こされる重篤な衰弱性自己免疫疾患です。この疾患は、運動ニューロンの変性によりゆっくりと筋力低下が進行するのが特徴です。手首または足の下垂を特徴とする筋萎縮を引き起こす可能性があり、生活の質に大きな影響を与えます。
患者支援団体等の情報
疾患に関するさらに詳しい情報は、患者支援団体へのリンクからご確認ください。